「トリミング」&「グルーミング」の違い

ペットを飼っている方であれば、一度は耳にしたことのある「トリミング」や「グルーミング」という言葉。

でも、ちょって待って…

 

そもそも「グルーミング」と「トリミング」の違いって何ですか?

 

そんなことを思っている方、今更 もう聞けないと思っている方が、 実は意外と多いように思います。

先ずは、大切な家族であるワンちゃん猫ちゃんのために 正しい知識を身に着けて健康と美容を守って下さいね♪

 

 

 

「トリミング」とは

みなさんはトリミングの意味をご存知ですか?

言葉の意味は「狩りそろえること」「不要な部分を切り取ること」などを指す言葉です。

ペット業界で使われるトリミングという言葉は、文字通り愛犬(他動物)の

不必要な被毛をカットして整えることを指して言います。

特に、長毛種(犬種)には必要不可欠な手入れとなります。

全身を手入れすることで、疾患の早期発見や予防、改善等を視野に入れることができますので『入浴』とは一線を画しますよね。

飼い主様とワンちゃん猫ちゃんの大切な絆、コミュニケーションを築いて行く上でも必要不可欠な行為であるトリミングを理解して頂ければ嬉しく思います。

 

それでは、グルーミングという言葉はご存知でしょうか?

 

 


「グルーミング」とは

言葉の意味は、「犬が健康で元気に過ごすために必要な体調管理すること全般」を指す言葉です。

トリミングに比べ、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが…

 

実は、グルーミングは「犬の手入れ全般」を意味する言葉なのです。

シャンプーや耳掃除、爪切りや歯磨き、更に被毛をカットするトリミングなども、グルーミングに含まれる一つの「お手入れ」なのです

 

余談になりますが、もともとグルーミングは馬の手入れを表す言葉だったのです。

 

「グルーミング」と「トリミング」どちらも似たような言葉ですが、

お手入れの内容は全く異なることをご理解いただければ嬉しく思います。

 

グルーミングに関する用語をまとめてみました、お役に立てれば幸いです♪

 

 


 グルーミング用語

ブラッシング

被毛がもつれた時など皮膚への適度なマッサージも兼ねて丁寧に梳かします。もつれ放置は皮膚病や内出血を招くおそれもありますのでご注意を!これは大切なコミニュケーションの1つですね。

シャンプー

皮膚と被毛の汚れをしっかり落とします。適温(低温)でシャワーをあてることにより全身の血行促進にもつながります。信頼できる人と一緒だと更にリラックスできますね。

ドライング

風邪ひかない様に、肌乾燥を防ぐために低温の強い風で一気に乾かしていきます。被毛を伸ばしながら短時間で乾かすコツは少し技術が必要です。

耳掃除

特に耳毛が伸びる犬種は定期的に耳毛手入れ必要です。耳毛が伸び耳内がムレてしまうと耳内の疾患原因になりかねません。また掃除のやり方に注意!汚れを耳奥に押し込む場合があるので特に気を付けましょう。

爪切り

爪同様に神経・血管も爪内部で伸びるため、こまめなカットが必要です。伸び過ぎは、足の形が変形したり肉球に爪が刺さったりして痛い思いをさせてしまいます。

肛門腺絞り

特に小型犬は定期的な肛門腺絞りが必要な場合が多いです。絞らないと破裂したり腫瘍になったり、溜まると臭くなりますし、病気のリスク(肛門嚢炎)もあります。

足裏バリカン

肉球に毛がかかると滑りやすくなり足腰に負担をかける原因になります。また、ワンちゃんの数少ない汗腺場所なのでムレ対策のためにも必要です。

お腹バリカン

男の子はオシッコが被毛にかからないための予防です。また、皮膚状態の良し悪しが最も出るところなのでチェックがいつでも出来るよう、お腹を見やすくしておく方が良いですね。
ヒゲカット 小さなオシャレの1つです。オーナー様のお好みですね。
足先カット これもオシャレの1つで、足の先を丸くキレイに揃えます。
リボン・チョーカー これも普段と一味違うオシャレの1つです。前髪のもつれが気になるワンちゃんにはお勧めです
その他 普段の生活で目の届きにくい、皮膚の具合・耳内部の様子・デキモノの有無・ノミ、ダニの寄生・等の発見、処理に目を光らせながらトリミングをしています。

 

 

トリミングの流れは コチラ